looking for the wind 風をさがして

初心者ながらある目的と趣味半分でカイト(kite)を作成しています。

凧の開発はつづく

記事を書くのは1年ぶりくらい。

今年は我が町の大会1回、隣町の大会2回参加しました。

回転せず、安定したフライトを目指し、色々形状を

変えてみましたが、風が強くなると回転して墜落してしまいます。

大会に参加していた会長が、安定する凧の秘訣は「柔軟性」であると

言っていました。数十年の経験がこの1言に集約されていて意味が深い。

 

凧の会の作業場にあった、全国から立ち寄った愛好家が置いていった

本を読んでみても、回転の仕組みや、防ぐこつをはっきり書いた

ものはありませんでした。どうやって回転を防ごうか・・・。

 

最近、気づいたことは、作った凧のほとんどが左周りに回転か、

あるいは、左に傾いて飛んでいく傾向があるということ。

何らかの「力」が働いているのか? コリオリの力でしょうか?

 

回転する理由は、おそらく、凧は完全には左右対称ではなく、

強い風を受けると、風を受けきれず、左右のゆがみで回転運動を

起こすものと考えています。

 

これを防ぐには、「風を受け流す」ことが大切だと考えます。

これが会長の言う「柔軟性」ということ。

しかし、この適度な柔軟性を作るのは難しい。

柔いと、風を十分キャッチ出来ず、上昇しない。

堅いと、うまく風が逃げず、右左に傾いたり回転したりする。

 

理想は、刻々と変わる風の強さの変化によって形を変え、

うまく風を逃がす構造が必要かと考えています。

そんなことが出来るのでしょうか・・・。

 

現在は、形状と材質を工夫し、

初期の頃よりは、比較的安定してきました。

完全に空に溶け込み、どこに飛んでいるかは、一般の人も

気づかなくなりましたが、あとは「安定」を確保する

ことが、目標です。

 

凧は、コストがかからず、だれでも簡単に物体を空に

上げることが出来るスグレモノです。その可能性を考えると、

開発の意味は、分かる人には分かると思います。